消費者金融でお金を借りた時の一般的な返済方法

消費者金融で借入したお金を返済する方法として代表的なのが元金均等返済と元利均等返済です。似ているようですが、若干の違いがあります。通常、毎月の返済では元金と利息に分けて返済額を重要していくことになります。1万円返済したとき、利息が3000円であるとき、元金に充当されるのは7000円となります。

元利均等返済は毎月返済する金額が同じという方法です。一定額を返済のたびに利息と元金に分けていきます。返済している当初は利息に充当される金額が大きく、元金の減り方は遅いことになります。毎回の返済額が同じため返済するほうとすると、計画が立てやすいといったメリットがあります。

元金均等返済は、元金に充当する金額を毎回同じにするというものです。借入額を返済回数で割った金額を毎回返済し、それに利息を付け足す方式です。たとえば50万円を借入して、それを25回に分けて返済するとき、元金充当分の2万円を毎回返済しますが、それに利息を付け加えます。徐々に返済額が減っていく仕組みです。

残高スライドリボルビング方式

多くの消費者金融で採用されているのが、残高スライドリボルビング方式です。これは毎月の返済額が一定となるリボルビング払いに、残高に応じて返済金額を変動する仕組みを付け足したものです。返済や追加の借入などによって借入残高が変わっていくごとに返済金額も変わっていくものです。

多くの場合、最低返済額というものを設定して、毎月それ以上の額を返済しますが、この額が利用残高が減るごとに減らしていくものです。たとえば借入残高が10万円までなら月々の最低返済額を4000円、10万円から20万円であれば8000円、20万円から30万円なら1万1000円とするという方式です。

一見すると残高が減るごとに返済額が減るので楽になるように思えますが、そのまま最低返済額だけを返済していると、結局は返済回数も総返済額も多くなるというデメリットがあります。

繰り上げ返済していこう

多くの消費者金融は返済では残高スライドリボルビング方式を採用しています。ユーザーの利便性を高めるとともに、総返済額を多くできるというメリットが業者側にあります。実際に利用してみると、予想以上に返済回数が多くなって負担する利息が高額になります。

そのため、多く返済できるときには1回の返済額を多くしたり、繰り上げ返済をしたりしましょう。最低返済額に1000円上乗せするだけで、まったく結果が違ってきます。ボーナス時に繰り上げ返済するのも効果的な方法です。消費者金融業者では、銀行のローンとは違って繰り上げ返済では手数料がかかることはまれですので、総返済額を減らう意味でも、どんどん繰り上げ返済をしていきましょう。